発売日 | 1995年8月25日 |
ジャンル | アイテム使用/思考型AVG |
メーカー | エルフ |
対象年齢 | R-18 |
1995年8月25日にエルフから発売されたアイテム使用/思考型アドベンチャーゲーム『遺作』。
本作は伊頭家(おやぢ)シリーズの第1作目で、OVA化されたほどプレイヤーからの人気の高い作品です。
今回はそんな『遺作』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。
DL版
遺作【Windows10対応】『遺作』について
『遺作』のあらすじ
『遺作』のゲーム性
本作は探索しながら集めたアイテムを使って、舞台である旧校舎からのを脱出を目指していくアドベンチャーゲーム。
いわゆる「脱出ゲーム」で、旧校舎に張り巡らされたギミックや謎を解きながらストーリーが進んでいくゲーム性になっています。
タイトルになっている「遺作」は敵キャラクターとして登場し、普段は用務員として学園で働いています。(悪い噂の絶えない男で評判は悪い…)
旧校舎の探索は
- 3Dダンジョン形式で移動していく「廊下」
- クリックしながらアイテムや手がかりを探す「区画 (教室やトイレなど)」
に分かれていて、廊下を移動中や部屋に入った時などにキャラクターたちとのイベントが発生することがあります。
キャラクターは男女合わせて9人いて、眼鏡女子や不良少女などバラバラな属性のキャラが登場します。
攻略の仕方や手順を間違えると、キャラクターたちが単独行動をして遺作に囚われてしまうので注意が必要。
キャラクターたちが1人でも攫われてしまうとハッピーエンドを迎えられないので、プレイヤーは全員生存のクリアを目指して探索していきます。
良かった点
探索を進めるごとに明らかになっていく「遺作」の過去
探索を進めていくと、キャラクター同士の会話を通して、遺作の犯した事件や罪などの闇深い過去が明らかになるシーンが登場します。
キャラクターの中には、遺作とのつながりがある人物や不穏な動きや言動をしている人物もいて、疑心暗鬼になりながらストーリーを進めていく面白さを味わえます。
薄暗くて閉鎖された旧校舎でのホラーな脱出劇
罠を仕込まれて一斉に集まることになったキャラクターたちが、閉鎖空間で脱出を目指して脅威に立ち向かっていくホラー要素が魅力。
幽霊などのオカルトホラーではなく、極悪非道な人間がキャラクターたちを追い詰めていくサイコホラーを味わえます。
じわじわと迫ってくる恐怖が好きな人におすすめ。
ちょうどいい謎解き・脱出の難易度
本作は簡単すぎず難しすぎない脱出ゲームとしてちょうどいい難易度で楽しめる作品。
通常クリアを目指すだけなら犠牲者を出しながらも、入手したアイテムの使い道などを試行錯誤しながらじっくりと攻略を楽しめます。
逆に全員生存のハッピーエンドを目指す場合は、ミスのない攻略が求められるので難易度の高さを求める人にもやりがいのある難しさになっています。
人によって評価の分かれる点
凌辱シーン
遺作は、極悪非道な敵キャラクターなのでヒロインたちが捕まってしまうと、凌辱シーンが収められたビデオテープを観るイベントが発生します。
しかもヒロインたちだけでなく、一部の男キャラクターも餌食に…。
凌辱などのハードめなシーンが苦手な人にはあまりおすすめできない内容になっています。
総評
閉鎖された旧校舎からアイテムを収集・使用しながら脱出を目指していくR-18向け脱出ゲームの名作。
愉快犯的な遺作の行動や罠でじわじわと迫る恐怖を味わえました。
脱出ゲームが好きな人やホラーな作風が好きな人に特におすすめなので、ぜひ興味のある人はプレイしてみてください。
DL版
1,980円
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