発売日 | 2001年11月2日 2005年3月18日 |
ジャンル | 家族の絆AVG |
メーカー | ディーオー |
対象年齢 | R-18 |
2001年にD.O.(ディーオー)から発売された18禁アドベンチャーゲーム『家族計画』。
2002年にはリメイク作『家族計画〜絆箱〜』、2005年にはその廉価版『家族計画〜追憶〜』がリリースされました。
その他にもスピンオフ作品やCS移植版が発売されるなど、プレイヤーからの評価が高い作品です。
今回はそんな『家族計画』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。
『家族計画』について
『家族計画』のストーリー
『家族計画』のゲーム性
本作は一般的なビジュアルノベルと同じように、ストーリー中の選択肢によって物語が分岐していくゲームシステム。
本作のエンディングには、メインヒロインである
- 青葉
- 準
- 春花
- 末莉
- 真純
の5つのエンディングが用意されています。
『家族計画〜追憶〜』には、原作版にはなかったグラフィックやボイスなどが新たに追加されているので、これからプレイする方はそちらがおすすめです。
良かった点
ハイテンションギャグが飛び交うコメディな作風
本作の特徴は、なんといってもハイテンションすぎるマシンガンギャグ。
むしろギャグが7~8割で構成されているといっていいほどにコメディに振り切っています。
コメディの中にもニッチな知識や言葉遊びが散りばめられているので、ウィットに富んだ笑いが好きな方には特にハマるような作品になっています。
「疑似家族」の絆を感じられるハートフルなシナリオ
それぞれが
- リストラ
- 結婚詐欺
- 家出
- ホームレス
- 密入国
などの特殊な問題を抱えた個人が互いに寄り添いながら、家族を構成して社会を面白おかしく生き抜いていくストーリー。
普通の家族とは違ったねじ曲がりながらも温かい家族の絆を感じられるシナリオが最高な作品でした。
作品の雰囲気に合ったBGMとOP・ED曲
作品の突き抜けた明るさとほんのりとした切なさを兼ね備えた独特の作風に合ったBGMが使用されています。
特にKOTOKO氏が担当したOP曲「同じ空の下で」は、この作品を代表する楽曲でプレイヤーからの知名度の高い名曲です。
人によって評価の分かれる点
ハイテンションさとテキストのクセ
とにかくハイテンションなボケが多く、テキストのクセが少し強めなので人によっては、そのノリについていけない方がいるかもしれません。
難解で全編シリアスな作品を求める方には合いませんが、多くの人に刺さるような作品ですので少しでも興味がある方はプレイしてみてください。
ギャグとシリアスパートの振り幅が大きい
ハイテンションすぎるギャグとのシリアスな場面とのギャップが激しいため、かなり感情が揺さぶられます。
プレイヤーによってはギャグパートの笑いの感情がシリアスな場面を遮ってしまうことがあるため、物語の振れ幅や明暗の抑揚が大きい作品が好きな向きの作品になっています。
総評
問題を抱えた個人が寄り添って「疑似家族」を寄り添い合って生きていくAVG。
他作品と比べてもコメディ要素が特に強い作品で、特に笑いを求める方にピッタリの作品になっているので興味のある方はぜひプレイしてみてください。
DL版
5,029円
山田一名義でシナリオを担当した名作たち
◆加奈…おかえり!!
◇星空ぷらねっと 〜夢箱〜
◆家族計画〜追憶〜
◇家族計画〜そしてまた家族計画を〜
◆黒の図書館
◇ドーターメーカー元気いっぱい
が収録された「プレミアムアーカイブス 山田 一」もリリースされています。
複数作品をお得に楽しみたい方はこちらがおすすめです。
山田一6作品をまとめた永久保存版
8,963円
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