発売日(パッケージ版) | 2023年3月3日 |
価格 | 4,378円 |
ジャンル | 探索型3Dシューティング |
CERO | B (12歳以上対象) |
ニンテンドースイッチで『メトロイドプライム リマスタード』のパッケージ版が発売されました。
本作はゲームキューブで発売されたオリジナル版をリマスターした作品で、メタスコアが90を超えるほど評価が高いです。
今回は『メトロイドプライム リマスタード』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。
メトロイドプライム について
メトロイドプライム のストーリー
犯罪組織スペースパイレーツを撃滅した銀河最強のバウンティハンター サムス・アラン。
しかし、パイレーツの一団が根絶やしにされておらず、どこかに息をひそめていることを知る。
サムスは、要塞の再建を目指し、強いエネルギー反応のある惑星ターロンⅣに降り立つ。
そこには、鳥人族の文明が栄えていたことを知らしめる遺跡の数々や、生物を変異させる効果を持つ放射性物質「フェイゾン」が存在していた。
惑星の謎とパイレーツの難破船から飛び立っていく宿敵リドリーを追って未知のエリアでの探索が始まる。
というあらすじ。
本作には、エンディングが3つ用意されており、クリア時のアイテム回収率によって分岐します。
特にアイテム回収率100%で見ることのできるエンディングは、続編につながる重要なムービーになっています。
メトロイドプライム のゲーム性
2Dの探索型アクションだった『メトロイド』シリーズを、FPS視点の3D探索型シューティングへと進化させたのが『メトロイドプライム』。
3Dになったことで360度からの敵の攻撃や、立体的な通路・障害物などがあり、少しも油断できないような緊張感を味わうことができます。
またシリーズの特徴である、アイテムや特殊武器を集めていくことで、これまで進めなかったエリアの探索や新しい経路を見つけられる面白さは健在です。
本作には、
- ビーム
- バイザー
- ミサイル
- スーツ
- モーフボール
などの装備アイテムの種類があり、惑星に散らばったアイテムを拾うことでそれぞれ効果の違う追加機能を得ることができます。
ビームでは、炎や氷、電磁波という属性の違い。
バイザーではサーモグラフィーや、通常では見えない物体を映し出す特殊効果。
というような機能があり、通路にある障害物やギミックを溶かしたり、作動させたりすることが可能です。
操作も分かりやすく、敵ごとにロックオンできるのでシューティングに慣れない方でも問題なく楽しめるものになっています。
良かった点
自然や遺跡などを取り入れたフィールド
『メトロイド』シリーズといえばサイバー感あふれる研究所っぽい世界観が印象に残っている人が多くいると思います。
『メトロイドプライム』ではその独自の世界観を残しつつ、森や池、滝など自然を生かしたフィールドがバランスよく取り入れられています。
エリアを変えるごとに「緑のある自然、遺跡、溶岩洞窟、氷雪地帯」と違った雰囲気を味わえるのが面白く、飽きずにプレイできる大きな要素だと感じました。
アイテムを回収するごとに広がる探索エリア
『メトロイド』の特徴的なゲーム性が本作でも楽しむことができます。
装備アイテムを取得したときに表示されるアイテムの効果を確認して、進めそうな場所やルートを考えるのがとても面白かったです。
このエリアに続いていたのか…という発見があるため、進めていくたびにより興味を惹かれるようなゲームになっています。
緊迫感のあるBGM
BGMは全てクオリティが高く、ゲームの世界観にピッタリでしたが、特に緊迫感を演出させるBGMが魅力的でした。
敵からの襲撃やアクシデントが発生したときに流れる音楽は、プレイヤーの注意を一気に引き付ける緊張感を与えてくれます。
ヘッドホンを付けてプレイすることで、よりBGMの演出効果を体感できるのでおすすめです。
人によって評価の分かれる点
攻略難易度の高さ
本作が、「目に見える物だけを信じるな」というキャッチコピーなだけあって、普通にはたどり着けないような場所や隠された場所に重要アイテムが多く隠されています。
特殊効果をもったアイテムの使い時や、攻略する順番が関わってくるのでノーヒントだと結構難しめです。
ゲーム内で一定時間経つとヒントがもらえますが、大まかなエリアを伝えてくれるだけなのでそれでも難しいと感じることも…。
自由度の比較的高いゲームですが、人によってはどう進めばいいか分からないという難点があります。
終盤のエリア移動が大変
序盤から中盤までは、新しいエリアを次々に探索できるので進め方にあまり困らずにプレイできます。
ただ、エリアが全開放される終盤になってくると、アイテムの場所を探し出すための移動が多くなるので少し大変です。
進め方によってはエリアの端から端までを大移動することになるため、フィールドを楽しめる方には最高ですが、そうでない方にはマイナス要素になるかもしれません。
ただ、ゲームキューブ版よりも圧倒的に映像と操作性が進化しているため、GC版を途中でやめてしまった方には意外とハマるかもしれません。
総評
『メトロイドプライム』のリマスターとして最高の出来といえるような内容でした。
これからの『メトロイド』シリーズの新作やリメイク・リマスター作品に期待できるクオリティだったので、シリーズファンの方、新規プレイヤーの方のどちらにもおすすめの作品です。
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