エロゲ・美少女ゲームのなかには、「春」を舞台にした作品が数々リリースされています。
桜や新生活、入学・卒業など、出会いと別れの季節を感じられるようなシナリオや、春らしい爽やかな雰囲気が魅力的。
今回はそんな「春」を舞台にしたエロゲ・美少女ゲームのおすすめを5つに厳選して紹介していきます。
サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−
2015年10月23日に枕から発売された作品で、「萌えゲーアワード2015 大賞」を獲得した人気作。
本作は、
- サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−
- サクラノ刻 −櫻の森の下を歩む−
の2部作構成の前編。
『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』などで有名なすかぢ氏がプロデュース・シナリオを担当しているため、哲学や文学、芸術などを前面に押し出したテキストや作風が特徴的。
作中には、ゴッホやマネなどの著名な芸術家たちの個性や人生などが語られるシーンがあり、特に芸術に興味のある人に刺さるような内容。
シナリオに難解さがあるので少し人を選びますが、「生きる」とは何かという死生観を描いたメッセージ性の強いシナリオになっています。
プレイヤーによっては人生観が変わるほどの衝撃があるので、難解なシナリオや哲学的な作風が好きな人に特におすすめ。
DL版
それは舞い散る桜のように
2002年6月28日にNavelから発売されたアドベンチャーゲームで、略称は「それ散る」。
本作は王道学園ものをテーマにした作品で、学園のプリンセスや幼馴染、年上・年下などの王道設定のヒロインたちが登場します。
軽快な日常シーンのテンポの良さとギャグ連発のヒロインたちが魅力で、キャラの何気ないバカげた掛け合いを存分に味わえます。
2023年9月29日にはリメイク版『それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-』がリリースされているので今からプレイするならそちらがおすすめ。
続編『けれど輝く夜空のような』もリリース予定なので、今後に注目の作品です。
9,800円
※ブラウザ版(β)対応作品のため、スマホでもプレイ可能です。
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さくら、もゆ。 -as the Night’s, Reincarnation-
2019年1月31日にFAVORITEから発売された作品で、公式のゲームジャンルは「幾千の夜を越え想い繋ぐ、魔法幻想ADV」。
本作は萌えゲーアワード2019シナリオ賞を受賞した作品で、「夢」をテーマにしたキャラクターたちの自己犠牲や残酷さのなかにある優しさを描いたストーリー。
テキストに少しクセがあるのでが人を選びますが、刺さる人にはエロゲ最高傑作になるような独自の美しさと残酷さの共存する世界観が魅力。
クリアまで45~50時間ほどのボリュームで、特にラストは感動的でメッセージ性の強い内容なのでプレイするなら必至。
比較的リリースされて新しめのシステム面・CGともに充実の大作エロゲを楽しみたい人におすすめ。
DL版
はるまで、くるる。
2012年4月27日にすみっこソフトから発売されたアドベンチャーゲームで、萌えゲーアワード2012「シナリオ賞・ 銀賞」受賞作。
キャッチコピーは「春なんか、もう来なければいいのに。」
本作は、
- なつくもゆるる
- あきゆめくくる
- ふゆから、くるる。
と合わせて「春」をテーマにしたすみっこソフトSF四季シリーズの第1作目。
前半のヒロイン達とのハーレム要素と、後半のプレイヤーを惹きつける濃密なミステリー&SFストーリーが緩急があって面白いのが魅力的。
前半のハーレム展開はシナリオゲー好きには賛否が分かれるのが難点ですが、中盤以降はやめ時が見つからないほど物語にのめり込めます。
壮大なSFミステリーが好きな人に特におすすめの作品です。
DL版
さくらの雲*スカアレットの恋
2020年9月25日にきゃべつそふとから発売された作品で、公式のゲームジャンルは「100年の時を超えるミステリイADV」。
大正時代の1920年にタイムスリップしてしまった主人公・風見司が、そこで出会う探偵業を営むイギリス人女性・所長とともに自分がタイムスリップした理由や現世に戻るための方法を探していくストーリー。
始めは身近にある小さな事件の解決をメインに進んでいき他のヒロインたちとの出会いを描いていて、徐々に事件のスケールが大きくなっていきます。
特に本作の肝である主人公がタイムスリップした意味を追求するシナリオ終盤は、プレイヤーの予想を超えたミステリーとSFが入り混じった衝撃的なラストになっています。
ギャグのようなちょっとしたシーンでさえ、ラストの物語につながる大きな伏線になっていて意外性を楽しめます。
2020年にリリースされたことを活かしたメッセージ性のあるシナリオなので、プレイするなら最後までクリア必至の作品です。
DL版
8,800円
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