エロゲ・美少女ゲームのなかには、「冬」を舞台にした作品が数々リリースされています。
雪やクリスマス、正月など冬ならではのイベントや儚さや幻想的な雰囲気が魅力で、四季の中でも特にプレイヤーからの人気の高い季節。
今回はそんな「冬」を舞台にしたエロゲ・美少女ゲームのおすすめを5つに厳選して紹介していきます。
WHITE ALBUM2
2010年3月26日にLeafから発売されたアドベンチャーゲームで、略称は「ホワルバ2」。
「浮気」をテーマにした作品で、主人公には小木曽 雪菜と冬馬 かずさの2人の物語の核となるメインヒロインが登場し、揺れ動く心や三角関係の辛さを忠実に描いたストーリー。
本作は、
- introductory chapter (序章)
- closing chapter (終章)
- coda (最終章)
の3章構成で、高校編・大学編・社会人編とそれぞれ違った環境でのシナリオが展開されています。
どちらのヒロインを選ぶかの選択肢の重さや、胸が痛くなる切ないシーンが多いリアリティのある恋愛模様が魅力の作品。
元々は分割でリリースされていましたが、『WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION』以降では1作で全章を一気にプレイできるようになっています。
全章クリアまで通常50時間以上の大ボリュームの内容で、どのヒロインのルートもクオリティが高いです。
冬を舞台にした切ない恋愛ストーリーを味わいた人におすすめ。
DL版
この記事で紹介しています↓
はつゆきさくら
2012年2月24日にビジュアルアーツ(開発はSAGA PLANETS)から発売されたアドベンチャーゲーム。
幽霊がはびこる架空都市・内田川邊市を舞台に、「白咲学園」に通う主人公・河野初雪と玉樹 桜をはじめとするヒロインたちが自分や親しい人の「卒業」を経て成長していくストーリー。
本作には「復讐」がシナリオに深く関わっていて、各キャラのどのルートにも復讐にまつわるイベントが発生します。
一見普通の学園ものに見えて、ゴーストタウンと化した街や幽霊など少しオカルティックな設定があり、この要素が主人公の過去やヒロインの物語の伏線になっています。
特にラストの「卒業」シーンは感涙必至なので、泣きゲー好きな人にもおすすめ。
DL版
6,930円
この記事で紹介しています↓
12の月のイヴ
2014年1月31日にminoriから発売されたアドベンチャーゲーム。
クリスマスイヴを迎えた郊外のニュータウン・恵美市で主人公・降旗 直人と少女・宇奈原 由紀との出会いから始まるSFファンタジーなシナリオが特徴的な作品。
東京の聖蹟桜ヶ丘と多摩センター周辺を舞台のモデルにしていて、雪が降りしきる閑静な街並みでのヒロイン達との交流を楽しめます。
陰影がハッキリしたアニメっぽさとリアルさがちょうどよく混ざったビジュアルで、エロさを重視する人にも大満足の内容。
透明感でツヤっぽいヒロイン達のCGや背景、まばたきや口パク・アニメーションなどの演出にも力が入っているので、幻想的で美しいエモさのある作品を味わいたい人に特におすすめ。
DL版
5,908円
SWAN SONG
2005年7月29日にLe.Chocolat meets FlyingShineから発売されたビジュアルノベル。
大地震の発生によって外部から隔絶された異常事態下に置かれている人々の行動や心理の変化、狂気を生々しく描いたストーリー。
災害が起こったことで、生き残りのために組織をつくって助け合うだけでなく、非行や暴動に出たりと普段の生活ではあらわさない人間の醜さがあふれたシーンが多く登場します。
悲しい結末を迎えるキャラや心身崩壊していくキャラもいて、終始陰鬱なシナリオ。
冬の少し幻想的な空気感と、何とも言えないビターなエンディングがどこか美しさのあるプレイ後に記憶に残るような作品。
パニックものが好きな人やサクッと内容の濃いシナリオを味わいたい人に特におすすめ。
DL版
3,080円
この記事で紹介しています↓
ふゆから、くるる。
2021年9月24日にシルキーズプラスから発売されたアドベンチャーゲームで、萌えゲーアワード2021「グラフィック賞」受賞作。
本作は、
- はるまで、くるる。
- なつくもゆるる
- あきゆめくくる
と合わせて「冬」をテーマにしたSF四季シリーズの第4作目。
シナリオの前半・後半で物語の展開やテイストが大きく変わる壮大なSFストーリーが魅力の作品。
事件が巻き起こるまでのシナリオ前半部が人によって好みが分かれますが、冬の舞台のなかでの事件が交錯するSFミステリーを味わえるので、SFモノやミステリー作品が好きな人に特におすすめ。
DL版
コメント