リリース日 (iOS/Android版) | 2022年1月24日 |
価格 | 650円 |
ジャンル | 言語読解ノベルゲーム |
言語を推理して物語を読み解いていくパズル&ノベルゲーム『7 Days to End with You』。
本作は、日本ゲーム大賞2022年にてゲームデザイナーズ大賞にノミネートされた作品で、独自性が強く人気の高いゲームです。
また他機種への展開が進むなど、これからが気になる作品でもあります。
今回は本作をプレイして感じたことや良かった点、人によって評価が分かれる点について紹介していきたいと思います。
7 Days to End with You
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7 Days to End with Youについて
7 Days to End with Youのストーリー
7 Days to End with Youのゲーム性
会話で使う言葉や文字などは単語帳に記録されており、推理した言葉の意味を自分の好きなように入力できます。
入力した言葉は会話中にルビをふった状態で表示されて文章として成立していくため、とても分かりやすいです。
登場する架空の言語の数は全部で130弱ほどで、どれもが会話にうまく組み込まれています。
また単語帳の言葉の並びは規則的になっているので、言葉を埋めていくことで[ 1→2 ]や[ 月曜→火曜 ]のように規則性を発見しつつ言葉を埋めていくというやり方も楽しめます。
ゲームのタイトルやあらすじには7日間とありますが、7日を過ぎたとしても記録してきた単語帳はそのまま使えるのでもう一度入力しなおす必要はありません。
エンディングはマルチエンディングとなっており、言葉を理解した状態で進めなければ達成できないものがあり、それが一つの目標となります。
良かった点
言葉を推理して覚えていく独自のゲーム性
見知らぬ言語を一から自分なりに推理して覚えていくという面白さは、本作でしか味わえません。
これが、ミステリー作品や探偵ものの推理作品とはまったく違う推理要素で、独特の楽しみ方があります。
単語帳が徐々に埋まっていくたびに、本作の世界にのめり込んでいくことができます。
不必要なテキストや説明がなくシンプル
ゲームがスタートすると手短な説明があるのみで、すぐにゲーム本編へと進むことができます。
また会話中やストーリーに関わるテキストにも、無駄に引き延ばしたようなテキストがなく、ゲーム本来の面白さを堪能できます。
引き込まれるような謎
なぜ主人公はこの場所にいるのか、なぜこの家を出ようとすると赤髪の女性に引き止められるのかなど、ゲーム内には様々な謎が生まれてきます。
この言葉が通じないからこそ感じられる謎たちが、このゲームの不思議な空気感を作り出しています。
時間制限がなく自分のペースでプレイできる
時間制限やQTEなどはなく、自分の好きな時に好きなだけプレイすることができるゲームになっています。
そのため焦りや張りつめた感覚なく、ゆったりとプレイできるのでそういったゲームが好きな方にはピッタリだと感じます。
人によって評価が分かれる点
ボリュームとしては少なめ
個人開発ゲームで、実験的なゲーム性ということもありボリュームとしては少なめです。
しかし価格自体が安く、ゲームとしての面白さも折り紙付きなので、満足度は非常に高いです。
ルールを理解できるまでが難しめ
不必要なテキストや説明がない分、ルールを理解できるまで何をすればいいのか分からない状態が続くかもしれません。
ただ一度ルールを理解してしまえば、本作の面白さにハマると思うのでルールを理解できるまではプレイすることをおすすめします。
総評
言語読解ノベルゲームという独自のゲーム性と、謎が漂った世界観が魅力的な作品でとても引き込まれました。
これから他機種への移植が進んでいくと思いますが、このゲーム性を基にした続編や最新作がリリースされることに期待できる傑作でした。
ノベルゲームが好きな方や推理ゲームが好きな方は確実にハマれる作品ですので、是非プレイしてみてください。
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