コーエーテクモゲームスのブランド・ガストから発売されたいるRPG『アトリエ』シリーズ。
これまでに30作以上の新作やスピンオフ作品がリリースされていて、シリーズの累計販売本数は500万本以上を超えるファンの多い大人気作。
今回はそんな『アトリエ』シリーズのおすすめや、本編作品の歴史やつながりを発売順に紹介していきます。
『アトリエ』シリーズとは
『アトリエ』シリーズは1997年から続くコンピューターRPGで、これまでに
- ザールブルグ(3作品)
- グラムナート(2作品)
- イリス(3作品)
- マナケミア(2作品)
- アーランド(4作品)
- 黄昏(3作品)
- 不思議(4作品)
- 秘密(3作品)
の本編作品(シリーズ)が発売されていて、作風やゲームシステム、画風を一新するごとにシリーズとして細分化されています。
『アトリエ』シリーズに共通する特徴は、女の子が主人公メインなのと「錬金術(調合)」要素!
入手したアイテムを合成して新たなアイテムを生み出していくシンプルで中毒性のあるゲーム性が魅力。
可愛らしい世界観で全てのゲームの中でも女性ファンが多く、性別を問わずに人気のある作品です。
『アトリエ』 シリーズのおすすめピックアップ
映像の美しさとゲーム性が高まった『アトリエ』を楽しみたい人
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
8,580円
アーランドシリーズ3部作をまとめたDXパック、一気に遊びたい人におすすめ
アトリエ 〜アーランドの錬金術士 1・2・3〜 DX
11,880円
ロープライスで楽しみたい人や、『アトリエ』シリーズ初心者におすすめ。
ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜
3,036円
本編作品 (発売順)
ザールブルグシリーズ
※画像はリメイク版『マリーのアトリエ』です。
- マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜
- エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜
- リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜
マリーのアトリエ
錬金術を学ぶ魔術学校の落ちこぼれ主人公「マリー」が卒業を目指して錬金術を目指していくストーリー。
RPG作品としては珍しい、日常生活にスポットを当てたゲーム性が面白い『アトリエ』シリーズの第1作。
エリーのアトリエ
流行り病によって命の危機に瀕していた主人公「マリー」が、自分の身を救ってくれた旅の錬金術士マルローネに憧れて、錬金術士を目指していくストーリー。
アイテムごとに品質・効力のパラメータが追加されるなど調合システムが前作から強化され、錬金術のサポートキャラ妖精の育成や恋愛要素、アイテム・行動範囲など新要素が大きく増えました。
リリーのアトリエ
前2作が魔術学校の卒業を目指していくストーリーだったのに対して、本作では主人公「リリー」が魔術学校の建設を目指していくストーリー。
『マリーのアトリエ』から20年以上前の世界を舞台に、王室主催の展覧会・特選会での入賞による資金の融資やコツコツと自力で資金を稼ぐ過程が面白い作品です。
2023年7月15日には25周年記念として『マリーのアトリエ Remake』がリリースされました。
現代版としてゲームシステムや映像がかなり快適で遊びやすくなっているので、今からプレイするならリメイク版がおすすめ。
グラムナートシリーズ
- ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜
- ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜
グラムナート地方を舞台にしたストーリーで、ザールブルグシリーズと同じ世界に存在しているので前作のキャラが一部シーンで登場しています。
本シリーズから、アイテムの鮮度や特徴などが表記され、素材の状態や良し悪しが調合アイテムに影響するなど、よりリアルなシステムになりました。
アイテム調達のクエストでは、アイテムの状態や品質などの条件付きの依頼やモンスター討伐が追加され、調合の面白さと遊びの幅が広がったシリーズです。
イリスシリーズ
- イリスのアトリエ エターナルマナ
- イリスのアトリエ エターナルマナ2
- イリスのアトリエ グランファンタズム
本シリーズは「エターナルマナ」と「エターナルマナ2」で500年以上の時間差があったり、グランファンタズムでは別世界が舞台であったりと3作のつながりが薄いです。
「イリス」という主人公の名前だけが共通していて、カレンダーや時間経過の概念が撤廃されるなどこれまでのシステムを大きく変えた転換点。
調合だけでなく、冒険や戦闘に力を入れていてRPGとしての奥深さが増したシリーズです。
マナケミアシリーズ
- マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜
- マナケミア2 〜おちた学園と錬金術士たち〜
シリーズ10周年に発売された作品で、アルレビス学園という錬金術士養成学校を舞台したファンタジー色の強い作品。
攻防の最中に前衛と予備メンバーを入れ替え連携させながら戦う戦闘システムが特徴的。
『マナケミア2』では、前作から10年後の経営難に陥ったアルレビス学園が舞台で、主人公を男女どちらのキャラかを選択可能です。
主人公の選択や、タイトルから『アトリエ』がなくなるなど全シリーズの中でも異質でファンタジックな異色作。
アーランドシリーズ
- ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜
- トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜
- メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜
- ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜
ロロナのアトリエ
主人公「ロロナ」が、師匠であり錬金術のアトリエの店主「アストリッド」の口車に乗せられて新たな店主としてアトリエ存続のために経営していくストーリー。
3年にわたって王国の出す課題を3か月に一度ずつクリアしていく期間内でのクエスト達成目標があります。
フィールド上のキャラクターが3Dモデルの表現になっていて、前作からの映像の進化を特に感じられます。
トトリのアトリエ
『ロロナのアトリエ』から5年後の世界を舞台に、錬金術士の主人公「トトリ」が行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出るストーリー。
約5年間を1日単位で進行し、ストーリー終盤には前作にはいなかったラスボスがいるため、RPG要素も存分に楽しめます。
メルルのアトリエ
辺境の小国アールズ王国の姫「メルル」が、前作主人公の「トトリ」に弟子入りし、錬金術を活用して王国を発展させていくストーリー。
これまでになかった王国の人口を増加させることを目標していて、開拓民の悩みを解決し「開拓ポイント」得て施設などを建設しながら、「王国ランク」を高めていくゲーム性が魅力の作品。
ルルアのアトリエ
前作の発売(2011)から8年後の2019年に別シリーズをまたいで発売された作品。
アーランド共和国の辺境にある街アーキュリスを舞台に、主人公「ルルア」が自分以外の人には読めない謎の多い本「アルケミリドル」と出会い、解読していくことでアーランドの『真実』と向き合っていくストーリー。
時間制限がなくなり、より自由で美しい映像のゲーム体験ができるようになりました。
- ロロナのアトリエ
- トトリのアトリエ
- メルルのアトリエ
の3作をまとめて収録した『アトリエ 〜アーランドの錬金術士1・2・3〜 DX』がリリースされました。
単品でプレイするよりお得に楽しめるので、特にアーランドシリーズに興味のある人や一気に3作品を味わい人におすすめです。
DL版 (PC)
11,880円
黄昏シリーズ
- アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜
- エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜
- シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜
アーシャのアトリエ
錬金術で栄華をきわめた文明が衰退した黄昏の大地を舞台に、薬師の少女「アーシャ」が行方不明になった妹の「ニオ」を取り戻すため錬金術と光る花の秘密を知る旅に出るストーリー。
調合では失敗の概念がなくなり、素材を投入する順番や調合スキルを使用するかで多様多様なアイテムが作れるなど大きな変更がされました。
エスカ&ロジーのアトリエ
前作から1年後の世界の辺境の街コルセイトを舞台に、「未開発地方特別調査局コルセイト支部」開発班の「エスカ」と「ロジー」の運命を描いたストーリー。
アトリエシリーズ初のダブル主人公であり、男女の選択が可能です。
シャリーのアトリエ
2人の少女「シャリステラ」と「シャルロッテ」が出会い、願いを追っていくなかで立ち込める「黄昏」の秘密へ迫っていくストーリー。
提示された主人公のやりたいことを実行することでゲームが進行していくライフタスクシステムや、『マナケミア』のバトルシステムを再導入した戦闘パートが特徴的。
不思議シリーズ
- ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜
- フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜
- リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜
- ソフィーのアトリエ2 〜不思議な夢の錬金術士〜
ソフィーのアトリエ
キルヘン・ベルという小さな街に住む主人公「ソフィー」が、しゃべる不思議な本「プラフタ」と出会い、記憶を失ったというプラフタの失われた錬金術のレシピを回収していくストーリー。
これまでは3人までしか同時に参加できなかった戦闘システムが、今作では4人まで参加可能。
快適になった調合要素やゲームシステムもあって人気の高い作品。
この記事で紹介しています↓
フィリスのアトリエ
前作から4年後の世界を舞台に、錬金術に興味を持った主人公「フィリス」が、「ソフィー」に弟子入りし1年間で一人前の錬金術士になるという条件をもとに旅に出るストーリー。
本作はフィールドの広さが特徴的で、シリーズの中でも「旅」をしている感覚を強く味わえる自由度の高さが魅力の作品。
リディー&スールのアトリエ
貧乏な駆け出し錬金術士の双子主人公「リディ―」と「スール」が、父のアトリエで見つけた不思議な絵画の中に入り込み、秘密の追及や錬金術士として腕を上げるため奮闘するストーリー。
最適なゲームバランスと調合・戦闘システムや、前2作の物語を上手くまとめたクオリティの高いシナリオが魅力の作品。
ソフィーのアトリエ2
前作の発売(2017)から5年後の2022年にリリースされた作品。
夢幻世界「エルデ=ヴィーゲ」で離ればなれになった相棒のプラフタを探し出すため、主人公「ソフィー」が冒険の旅に出るストーリー。
『フィリスのアトリエ』や『リディー&スールのアトリエ』のキャラが登場しないのが特徴。
DL版 (PC)
3,036円
秘密シリーズ
- ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
- ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜
- ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜
湖の中に浮かぶクーケン島のラーゼンボーデン村を舞台に、主人公「ライザ」が立入禁止の島の対岸で出会う錬金術士の男「アンペル」に出会い、錬金術に目覚め島に迫る脅威に立ち向かっていくストーリー。
本作には期間制限などがなく、1日は「朝・昼・夕・夜」の時間経過で進んでいきます。
特定の時間帯だけに出現する人物や敵、採取アイテムなどがあるため探索のリアリティが増しています。
戦闘システムには「リアルタイムタクティクスバトル」というコマンドの選択中に敵味方の行動が停止せず、リアルタイムのハラハラ感を味わえるシステムを採用。
1人のキャラクターをメインに、全3作の大ボリュームのシナリオと大幅進化したRPG要素を楽しめるので、特にイチオシの作品です。
DL版 (PC)
8,580円
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