
発売日 | 2016年7月29日 |
ジャンル | キミと夢見る初恋ADV |
メーカー | Laplacian |
対象年齢 | R-18 |
2016年7月29日にLaplacianから発売されたアドベンチャーゲーム『キミトユメミシ』。
本作はLaplacianのデビュー作で、元々はフルプライスのゲームとして発売されました。
2018年2月22日には動作改善されたエンジン移植版が無料配布され誰でも気軽に楽しめるようになっています。
今回はそんな『キミトユメミシ』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。
DL版
【0円】キミトユメミシ『キミトユメミシ』について
『キミトユメミシ』のストーリー

『人の夢をノゾく力』
キミトユメミシより引用
主人公『永瀬キミト』には、そんな不思議な力があった。
それは幼い頃の事故から一命を取り留めたキミトの不思議な後遺症。
夢は、人の本性を映し出す鏡……。
そんなものをノゾく力を得たキミトは人の悪夢に巻き込まれることもしばしばで、
いつしか人と深く関わることを無意識に避けるようになっていた。
キミトはその力で人助けするでもなく、女の子のあられもない夢を覗いては慰みモノにするという、童貞度100%な青春時代を送っていた。
そんな彼が目を付けた『柊英学園付属』。
そこは市の大きな病院と大学が併設された総合学園。
ここなら、同級生だけでなく欲求不満な看護師さんや、大学デビュー間もない女子の夢もノゾけてしまうのでは!
だが、キミトがそこで出会った4人の少女は、人には言えない秘めた願望を持っていた。
それぞれの事情を抱え、素直になれない少女達。
心の願望は、様々な形で彼女達の夢に現れていた。
ヨコシマ度MAXな動機で入学したキミトだが、4人と関わり、本心を理解するうちに、いつしか彼女達に恋をしていた。
「この子の、力になりたい」
キミトは初めて、他人との関わりを強く望む。
これは、夢から始まる初恋の物語。
『キミトユメミシ』のゲーム性

本作は選択肢によってキャラクターの個別ルートに分岐していくアドベンチャーゲーム。
「夢」を題材にした世界観と、キャラクターたちとの学生のコメディな日常を楽しめるのシナリオが特徴的。
メインヒロインは、
- 西崎 由衣(にしざき ゆい)
- 東条 七ノ羽(とうじょう なのは)
- 柊 真里奈(ひいらぎ まりな)
- チジョフ・時雨(ちじょふ しぐれ)
- 小鳥遊 みこと(たかなし みこと)
の5人で、そのなかでも小鳥遊 みことは夢の中で出会う他のヒロインとは異質なキャラクターになっています。


システム面では全編フルボイスで、コンフィグではボイスの個別設定からテキストのスピード設定まで自分の好みに細かく設定可能。
元々フルプライスなだけあって、無料ゲームでは考えられないような充実度になっています。
良かった点

ギャグ・コメディを主体にしたポップな日常シーン
本作はギャグ・コメディを前面に押し出したキャラクター達の日常シーンが魅力。
下ネタやハイテンションギャグ、メタ発言などが盛り込まれていて、コミカルな作風の笑えるエロゲが好きな人には特におすすめ。
個別ルートの最後は一転して切ないエンディングになっているので、緩急の良さも◎。
「夢」を活かしたぶっとんだシチュエーション


本作のシナリオの肝である「夢」の中のシーンがぶっ飛んでいるのも魅力。
主人公たちが犬や魚になって〇〇をしあったり、選んだヒロイン達とムフフなお色気シーンになったりとかなりカオス。
他作品ではあまりないようなバカゲーになっていて笑えました。
各ヒロインにキャラソンがある
本作には、各ヒロインにキャラソンが用意されていて、個別ルートのラストにクレジットと一緒に聴くことができます。
どれもクオリティが高くて、曲調もバラエティ豊か。
特にヒロイン・時雨のキャラソン『時雨Dictionary』は有名で、中毒性抜群の電波ソングになっています。
公式からフルがアップされているのでぜひ聴いてみてください↓
人によって評価の分かれる点

クセのあるギャグとテキスト
本作を楽しめるかどうかの評価の分かれ目は、ギャグとテキスト。
かなりハイテンポでギャグが繰り出されていくので、刺さるかどうかはプレイヤー次第。
難解や考えさせられる作品を求めている人には合いませんが、頭を空っぽにして楽しみたい人にベスト。
フリーで気軽に楽しめるのでLaplacian製のギャグ作品が合うかの1作目におすすめです。
総評
ぶっ飛んだギャグや「夢」シーンが魅力のLaplacianデビュー作。
フルプライスのクオリティのADV作品をフリー配布で気軽に楽しめるので、エロゲ初心者にもおすすめ。
ぜひ興味のある人はプレイしてみてください。
DL版
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