発売日 | 2013年4月25日 |
ジャンル | アニメーション+AVG |
メーカー | エルフ |
対象年齢 | R-18 |
2013年4月25日にエルフから発売されたアドベンチャーゲーム『麻呂の患者はガテン系』。
前作『ボクの彼女はガテン系』の好評を受けて製作されたパロディ作品で、麻呂の顔をした主人公とガテン娘のビジュアルが奇抜で話題になった作品。
またOVAとしてアニメ化された『麻呂の患者はガテン系 咲美の章』も有名で、OVAから知った人も多くいます。
今回はそんな『麻呂の患者はガテン系』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。
『麻呂の患者はガテン系』について
本作の主人公のヤブ医者・麻呂(独身)が、腹痛の症状を訴えて診察にやってきたガテン系の娘・綾瀬咲美と出会い、診察と称したセクハラ劇を始めていくストーリー。
ヒロインの咲美は既婚者で、麻呂の怪しさ満点の質問の数々やいかがわしい行動のせいでヤブ医者であることがバレないよう欲を満たせるギリギリの会話を選択していきます。
選択を間違えてしまうと、他の産婦人科に当たってみたり、夫に相談すると言われたりと理由をつけて逃げられてしまうので注意。
選択肢のなかには予想外に話が好転するひっかけの選択肢もあるので、試行錯誤しながら攻略を目指していきます。
本作は選択肢によって物語が分岐していくアドベンチャーゲーム。
物語が分岐するといっても失敗(BADEND)エンドがほとんどなので、選択肢を間違えるとすぐさまスタート画面へ戻されます。
なかには選ばないと失敗エンドが確定してしまう選択肢もあるので、フェーズが進行するごとにセーブしていくのが重要。
進めるごとに打ち解けていく2人や、夫の登場などハラハラのNTR要素が進展していきます。
良かった点
主人公が麻呂という他のゲームにない奇抜な設定
主人公がヤブ医者の麻呂というキャラ渋滞したぶっ飛んだ設定が面白くて新鮮。
そのわりにキャラクターたちが、白塗りの麻呂顔にはまったく指摘しないのがシュールで進めるごとに可愛げを感じてしまう独特の感覚を味わえました。
純愛とNTR要素
本作にはNTR要素があり、シナリオ中盤以降から病院ならではのNTRシチュエーションや夜這いシーンなどを楽しめます。
NTRでも主人公・麻呂はいたってヒロインに対して純愛なのもポイント。
ドロドロとしたNTRではなく、ギャグ・コメディでハートフルな軽めの内容になっています。
選択肢ミスのBADEND直行が分かりやすい
選択肢を間違えると、すぐに失敗(BADEND)エンドになるのでリトライしやすく、ストーリーがブレにくいのも◎。
正しいルートなのかエンディングまで長い間読み進める必要がなく、攻略の分かりやすさがゲームの本編に集中したい人にはかなり嬉しい要素です。
ぬるぬると動くアニメーション
本作はアニメーションに力が入れられていて、特にシナリオ最後の動きは映像としても楽しめるようなリアルさになっています。
単調になりがちなADVをアニメーションと一緒に楽しみたい人におすすめ。
人によって評価の分かれる点
シリーズもので1作で完結しない
『麻呂の患者はガテン系』シリーズは、
- 麻呂の患者はガテン系
- 麻呂の患者はガテン系2
- 麻呂の患者はガテン系3 完結編
の3部作で完結しています。
本作だけではヒロインは綾瀬咲美の1人しか登場しないので、複数のヒロインのシーンやシナリオを楽しみたい人にはは1作目だけでは物足りないかもしれません。
1日でクリアできるので、手軽にサクッと楽しみたい人におすすめです。
クリア時間が短い
普通にプレイして6~7時間、速い人では4時間ほどでクリアできるボリュームでかなりコンパクトな内容。
それなりのボリュームの作品を一気にプレイしたい人には、1と2を同時収録した『麻呂の患者はガテン系1&2 合体版』がおすすめです。
総評
エルフの強みで人気コンテンツになったNTR要素と主人公が麻呂という奇抜な設定が組み合わさった異色作。
ドロドロとした内容が苦手な人にも楽しめるポップな作風で、NTRに関してはライト向け。
NTRが好きな人というよりもシュールなコメディが好きな人に特におすすめの内容になっているので、ぜひ興味のある人はプレイしてみてください。。
DL版
2,980円
DL版(1&2収録パック)
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