【PCゲーム】ランス10 レビュー【ダウンロード/DL版】

発売日 2018年2月23日 
ジャンル 大戦争RPG
メーカーアリスソフト
対象年齢R-18

2018年にアリスソフトから発売された大戦争RPG『ランス10』。

ランス』シリーズの最終作で、初作(1989年)から約30年を経てリリースされたシリーズの集大成

今回はそんな『ランス10』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。

目次

『ランス10』について

『ランス10』のストーリー

人と魔物それぞれが住む2つの地に、大陸がわかれて千余年。

突如、魔物の大軍団が人間界への侵攻を開始した。

長く勢力争いの続いた魔物界だったが、ついに魔人ケイブリスが全てを掌握。
その矛先は人類へと向けられたのだ。


対する人類はこの期に及んでも国家間の諍いが絶えず、
統率された魔軍との力量差は歴然。


混乱する首脳会談の場で、みかねたランスは立ち上がる。

「おまえら全員、俺様の部下になれ。
そうしたら魔軍なんぞ俺様が潰してやる」


当然のように騒然となる場内。しかしそれはすぐに収まる。

リーザス王国、女王 リア・パラパラ・リーザス
ゼス王国、副王 マジック・ザ・ガンジー
ヘルマン共和国、大統領 シーラ・ヘルマン
自由都市連合、代表 コパンドン・ドット
東の島国 JAPAN、国主 織田香
世界最大の宗教 AL教、法王 クルックー・モフス


各国の首脳が一斉に同意した為だった。
それはこれまで数々の冒険で世界中の危機を救い、モノにしてきた女達だ。


ランスの元、一つになる全人類。

大戦争が始まる。

ランス10より引用

登場キャラクター(メインキャラのみ)

ランス

人類軍総統

強きをくじくが弱きもくじく 気に入らない者切捨て御免
乱世の奸雄、治世の暴漢 全ての美女は俺様のもの
世界の女を手中にせんと、今日も今日とて東奔西走
ご存知、鬼畜戦士こと本作の主人公!


シィル・プライン

ランスの奴●

ランスの奴●として数々の冒険を共にしてきた女の子。
ピンクのもこもこヘアーがトレードマーク。
掃除洗濯料理に内職、攻撃魔法にヒーリングと仕事は様々。
約一年間、呪いで氷漬けになっていたが
最近開放された。


フェリス

ランスの使い魔

カラー時代、ちょっと不良娘だったため悪魔となった。
根は真面目だったので悪魔の仕事も誠実にこなし
第六階級まで駆け上がったが、ランスに出会ったことで
坂を転がるように人生を転落させていった。


あてな2号

ランスのペット

魔女フロストバインによって生み出された
究極の人工生命体……のはずが、材料にランスの精液が
混じったためか少々おつむが足りない。
失敗作なんかじゃないのれす


見当かなみ

忍者

以前はリーザス王女直属で、今はランス専属の女忍者。
才能はあるのだが、いまいち修行が中途半端になって
しまった永遠の発展途上忍。
見当」は本当は苗字ではなく忍者として授かった別名。


サーナキア・ドレルシュカフ

ランス城騎士団長

今は亡きダラスという国の戦士だったが、
闘神都市の調査中に石化させられ、220年間冬眠状態だった。
騎士に強い憧れがあり、騎士道精神を重んじている。
ランス城にて念願の騎士団長になれた。


ミラクル・トー

暗黒魔女

桁外れの魔法の才能と知識を有する若き大魔法使い。
世界征服の野望を持ち、実現のため日々活動している。
その一環として、才能を持つ12人の男性 -トゥエルブナイト- を
側近にすることを目標としている。
ランスは12人のリーダー「カオスマスター」(予定)


カオス

魔剣

世にも珍しいしゃべる剣。エロい。
魔人の無敵結界を破る事ができる。
元は人間で、魔人を倒せる力を神に欲した結果、
その力を持つ剣に変えられた。


ロッキー・バンク

ランスの下僕

ゼスの二級市民で自称ランスの召使い。
ランスを心から尊敬している。
子供に好かれやすく、孤児院の人気者。

作中に登場する用語 (種族&領土)

『ランス10』のゲーム性

本作は入手した兵力(キャラクター)でデッキを構築して敵と戦っていくターン制RPG。

ターンは4つのフェーズに分かれていて

「準備」

各地の支援や探索、訓練など小規模な「クエスト」を行う、予備的な行動フェイズ。

「作戦」

主に魔人討伐といった大規模な「クエスト」を行う、メイン行動フェイズ。

「拠点」

主にランス城で発生する、日常シーンであったり等、物語のみの「クエスト」を実行。準備や作戦フェイズで仲間にしたキャラとの会話やCGを見ることができます。

「戦況」

ターンの結果(自軍、敵軍の被害状況、人類の生存状況)の報告の確認。

クエストマップ

クエストでは、マップ上を1マスずつ進みながら分岐するルートを選択しつつ、ボスの討伐やゴールを目指して進んでいきます。

マップのマスには、敵が出現するマスや宝箱(デッキカード入手)マス、体力回復マスなどがあり、プレイヤーの状況や目標によって好みのルートを選択していきます。

またイベントマスもところどころにあり、限定のイベントを鑑賞可能。

マスの上だけでなく、道中にも雑魚敵や手持ちキャラの経験値ブースト、食券(累計経験値を1キャラに付与)なども落ちているので自分なりの攻略法を楽しめます。

カード(部隊編成)

戦闘の要になるデッキカードには、

  • 主人公
  • リーザス
  • ヘルマン
  • ゼス
  • 自由都市
  • JAPAN
  • その他
  • 亜人
  • モンスター
  • 神魔

の10種類があります。

カードの中には、同じキャラクターでもバージョン違いや上位互換があり、戦闘によって使い分け可能。

宝箱や敵キャラ討伐後に獲得したカードを収集・強化・構築していく面白さを味わえます。

戦闘

戦闘パートでは、1ターンごとに回復するAP(行動力)を使って戦っていきます。

カード(キャラクター)にはそれぞれ2種類の技が設定されていて、

  • 近距離攻撃
  • 遠距離攻撃
  • 回復魔法

などがあり、APを使用する技 / APを使用しない特定の状況や一定確率で自動発動する技の両方が混在。

敵の行動や弱点、無効技はあらかじめ確認できるので、弱点を狙った技や攻撃を妨害する技などを駆使して討伐を目指していきます。

良かった点

時間が溶けるぐらいの中毒性の高いゲーム性とボリューム

本作の魅力は、中毒性の高いデッキ構築×育成×RPG要素。

攻略方法も多種多様で、プレイヤーの統率力や選択・デッキ構成などがダイレクトに戦況に反映してくるので、周回しても1パターン化しない面白さがあります。

また、キャラクターのカードやCGイベントを集めていくコレクション要素も兼ね備えているので、人によっては100~200時間を超えて楽しめるほどのボリュームがあります。

200人を超えるほどの登場キャラの多さ

ランス』シリーズの集大成だけあって、登場キャラクターがとにかく多い!

本作と同じアリスソフト制作の

  • かえるにょ・ぱにょ〜ん
  • イブニクル
  • 闘神都市
  • リトル・プリンセス

などからも一部登場しているので、プレイしたことのある人や同社のファンにかなり感慨深い作品です。

シリーズ未プレイでも楽しめる分かりやすさ

今からランスシリーズをプレイする方にも分かりやすいチュートリアルが初めに導入されていて、基本的な遊び方や流れが理解しやすくなっています。

ゲームのシステム自体も過去作をブラッシュアップして、より現代向きになっているのでストレスなくプレイできます。

人によって評価の分かれる点

コンプリートに時間がかかる

シナリオが第1部と第2部の二部構成になっていて、必要な実績を獲得することで隠しシナリオである第2部が解放されます。

その必要な実績を得ていくには周回が必要になる上に、全14のエンディングが用意されているのでコンプリートを目指すのはかなり大変。

難易度が高め

はじめは敵キャラクターも強くなく、自陣勢力も十分にあるので簡単に感じますが、ストーリーを進めていく度に人類滅亡率の調整やクエスト攻略の難易度が上がっていきます。

ある意味周回していくごとにベストエンドに近づいていくシステムになっているので、1周目は順調に進むのを期待せずに気軽にプレイしていくのがおすすめです。

総評

『ランス』シリーズの集大成で最高傑作

時間を忘れるぐらいにハマるゲーム要素と、歴史シミュ的な勢力争いを楽しめるストーリー・CGが魅力のゲームでした。

ランス』シリーズを未プレイでこれからプレイしてみたい人や、ゲーム性の高い作品が好きな人に特におすすめなので興味のある方はぜひプレイしてみてください。

DL版

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