【PCゲーム】Geminism 〜げみにずむ〜 レビュー【ダウンロード/DL版】

発売日2023年11月24日
ジャンル  惜夜あたらよのしあわせ探しADV 
メーカーCRAFTWORK
対象年齢R-18

2023年11月24日にCRAFTWORKから発売されたアドベンチャーゲーム。

  • 『for elise 〜エリーゼのために〜』
  • 『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』

などのカルト的な人気の作品をリリースしたCRAFTWORKの約20年ぶりの作品で、注目を集める話題作。

今回はそんな『Geminism 〜げみにずむ〜』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。

DL版

Geminism 〜げみにずむ〜

※ブラウザ版(β)対応作品のため、スマホでもプレイ可能です。


体験版

【0円】Geminism 〜げみにずむ〜 体験版
目次

『Geminism 〜げみにずむ〜』について

『Geminism 〜げみにずむ〜』のストーリー

親の因果が子に報い、生まれ出でたるこの姿。
此方彼方に相見[あいまみ]ゆるは、双[なら]び立たざる相似形。

──東京、丑三つ時。
新月の下、相似形の少女二人が対峙する。
少女達の手には不釣り合いに見える歪な武器。
背後に控えるのは怪しい男達。

男の目的は。少女の夢は。
彼等は何の為に戦うのか?

サァサお立ち会い、夜半[よわ]の忌事[おまつり]、
はじまりはじまり──。

Geminism 〜げみにずむ〜 より引用

登場キャラクター

廣杣 桔梗

(ひろそま ききょう)

廣杣深紅の姉。
おっとりした雰囲気で天真爛漫。
深紅とは仲が悪い。

「私は悪くない。」


廣杣 深紅

(ひろそま しんく)

廣杣桔梗の姉。
いつも怒ったような表情をしている。
桔梗とは仲が悪い。

「あんた、五月蠅い。」


山家 淡墨

(やまが あわすみ)

包帯だらけの怪しい男。
少し古臭い喋り方をする。意外と家庭的な一面も‥‥?
月白と仲が良い。

「何度謂えば解る。」


月城 月白

(つきしろ つきしろ)

長髪の怪しい男。
夜に働いている。家事は苦手なようだが‥‥?
淡墨と仲が良い。

「そうだね~。僕達もっと仲良くなりたいよね~」

『Geminism 〜げみにずむ〜』のゲーム性

本作は物語を読み進めていくアドベンチャーゲームで、選択肢はありますがシナリオ分岐はせず一本道のストーリー。

  • 「桔梗」シナリオ
  • 「深紅」シナリオ
  • エクストラシナリオ

の順に解放されていき、メインヒロイン「桔梗」と「深紅」のそれぞれの視点からのストーリーが展開されていきます。

エクストラシナリオでは、山家 淡墨月城 月白をメインにした短いエピローグを楽しめます。

テキストには話しているキャラクター名の表示はなく、キャラクターのリアクションした顔が次々とボイスと一緒に表示されるので直感的に分かりやすい仕様。

UIもシンプルでスタイリッシュなので、プレイヤーが読み進めやすいので快適にプレイできます。

演出にも特に力を入れられていて「桔梗」「深紅」のシナリオの中盤以降の2人の謎が明らかになっていく演出は特に衝撃度が高いです。

良かった点

お互いの体の部位をバトルで奪い合うぶっ飛んだ設定

本作は公式のあらすじを見ても全く内容が理解できませんが、実際にプレイしてみても物語の前半部分は謎が多く、「?」状態。

双子の姉妹が、お互いの体の部位を奪うため「仕會わせ」という名のバトルを繰り広げていくかなりぶっ飛んだ設定で序盤は置いてけぼり感があります。

ただストーリーが進んでいくにつれて、双子が誕生した経緯や戦いあう理由、山家 淡墨月城 月白の存在などが徐々に明らかになっていきます。

異質な変わった設定の作品をプレイしたい人には、かなりハマる内容になっています。

狂気的な演出とテキスト

前作『さよならを教えて』でもあったような狂気を感じる選択肢は今回も健在

他にもホラーなシーンでのノイズ音や、双子の声がL・Rで両耳から聞こえてくる演出などにこだわられていて、没入度が高いです。

「狂気」の演出が得意なCRAFTWORKの良さを感じられる内容でした。

漫画に近い感覚でプレイできる

本作はキャラクターたちの立ち絵だけでなく、顔のアップや背景だけのシーン、文字で埋め尽くされる場面など、次々と映像が変わっていくので紙芝居ではなく漫画に違い感覚で読み進められました。

立ち絵だけだと視覚的にあまり動きがないので少しダレやすいですが、本作では読み進めるたびに新鮮さがあるので一気にプレイしやすいです。

人によって評価の分かれる点

暴力的なシーン多め

序盤でバトルシーンから始まりますが、全体的にみても暴力的な描写が多めの内容でした。

ただグロさはほとんど感じなかったので、刺激的な作品に極端に抵抗のある人以外には問題なくプレイできると思います。

古い言葉遣いや古風な言い回しが多い

時代背景や舞台自体は現代をイメージして作られていますが、キャラクターたちは古い言葉遣いや言い回しを使う奇妙な格好をした、ある意味浮いている存在

どうしても古風な言い回しだと、現代語に比べて内容がダイレクトに入りづらいので人によっては読み進めづらさを感じるかもしれません。

ただ、この古風な異質さが作風にピッタリな要素で、独特の空気感を味わえました。

総評

CRAFTWORKが約20年ぶりに再始動した伝説の1作

ただのバトルものでは終わらないぶっ飛んだ設定と、過去作を彷彿とさせる狂気シーンが魅力的な作品でした。

プレイ時間も長くなく、サクッとプレイできるので興味のある方はぜひプレイしてみてください。

DL版

※ブラウザ版(β)対応作品のため、スマホでもプレイ可能です。


体験版

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