日本のライトノベル作家・ゲームシナリオライター「丸戸史明」。
一般作品では、ライトノベル『冴えない彼女の育てかた』などで有名です。
アダルトゲーム『Ripple 〜ブルーシールへようこそっ〜』でシナリオライターとしてデビューしてからこれまでに数々の名作を生み出してきました。
今回はそんな丸戸史明氏がシナリオを手掛けたアダルトゲームからおすすめの作品を5つに厳選して紹介していきます。
WHITE ALBUM2
2010年3月26日にLeafから発売された恋愛アドベンチャーゲーム。
- 『introductory chapter』(序章)
- 『closing chapter』(終章)
- 『coda』(最終章)
の3章構成で、序章と終章は別々にリリースされ、『coda』は終章の隠しルートとして用意されていました。
本作は、前作『WHITE ALBUM』と同じく「浮気」をテーマにした作風で、メインとなる小木曽雪菜と冬馬かずさの2人のヒロインを軸としてストーリーが進んでいきます。
浮気の描写に関しては主人公に感情移入してしまうほどリアルで、どちらかを選択すればその他のヒロインを傷つけてしまう選択肢の重さが本作の特徴。
プレイヤーによっては胃が痛くなってしまうほどの没入感で、胃薬の準備が必要なゲームとも言われています。
3章構成でボリュームも十分なうえ、前作との直接的なストーリーのつながりがないので初めてプレイする人にも特におすすめの作品です。
DL版
この記事で紹介しています↓
世界でいちばんNGな恋
2007年11月22日にHERMITから発売された年の差カップルホームコメディAVG。
本格的な製作期間が40日間という超短期間なのにも関わらず、プレイヤーからの評価が高く完成度の高い作品として有名な作品です。
リストラされた主人公がスナックのママに恋をして、ひょんなことからそのママの娘と共同生活を過ごすことになるというぶっ飛んだストーリー。
歳の差関係のメインヒロイン以外にも、その他のキャラクターとは大人の恋愛な内容のルートになっているので違った恋愛物語を味わえます。
今の時代ではなかなかリリースできない危険なキャラクターの年齢設定が特徴的で、歳の差シチュエーションならではのシナリオが面白い作品です。
DL版
8,030円
パルフェ 〜Chocolat second brew〜
2005年3月25日に戯画から発売されたメイド喫茶アドベンチャー。
前作『ショコラ 〜maid cafe “curio”〜』の2年後を舞台にした続編で、シリーズの中でも最高傑作といわれるほど人気の高い作品です。
小さな欧風喫茶「ファミーユ」での日常と恋愛模様を描いたストーリー。
- イベントの詳細が確認できる「イベントシート」の導入
- セーブとロードが手早く出来るポップ式サイドバー
- ヒロイン1人ごとにイメージBGMが用意される
- BGMが始まる際に曲名を表示する機能
など前作のゲームシステムが大幅に改良され、プレイしやすさが大きく上がりました。
2021年3月26日には『パルフェリメイク』がリリースされ、PCとCS( NintendoSwitch版 / PS4版 )でプレイ可能なので今からプレイするならそちらがおすすめです。
PC版
この青空に約束を―
2006年3月31日に戯画から発売された恋愛アドベンチャーゲーム。略称は「こんにゃく」。
美少女ゲームアワード2006で大賞を受賞するほどプレイヤーからの評価の高い作品です。
離島の生徒数の少ない学園で日々を過ごす主人公とヒロインたちを描いた王道な青春ストーリー。
のどかな雰囲気の作風やノスタルジーを感じられるADVが好きな人に特におすすめです。
FOLKLORE JAM
2003年10月24日にHERMITから発売された不条理系オカルティックAVG。
オカルト研究会に強制入会させられた主人公が、個性的メンバーの揃う「オカ研」での学園生活を過ごす日々を描いたストーリー。
ゲームパートは、
- 『ADVパート(日常)』
- 『SEARCHパート(探索)』
- 『EXPLOREパート(探検)』
の3つから構成されていて、都市伝説などの情報を収集しオカ研部員を引き連れて調査へ向かいます。
ストーリーは各話完結の連続ドラマ仕立てで進行し、オカルト要素と恋愛要素がうまく混ざり合った内容。
丸戸史明氏のシナリオ作品を味わい尽くすなら、ぜひプレイしてみて欲しい隠れた名作です。
DL版
2,933円
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