【PCゲーム】それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH- レビュー【それ散るリメイク】

発売日2023年9月29日
ジャンル アドベンチャーゲーム
メーカーNavel
対象年齢R-18

2002年にBasiLから発売された恋愛アドベンチャーゲーム『それは舞い散る桜のように』。

発売から20年が経った2023年9月29日、ついにリメイク作である『それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-』が発売されました。

今回は『それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。

DL版

それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-

※ブラウザ版(β)対応作品のため、スマホでもプレイ可能です。


パッケージ版

それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH- 通常版

目次

『それは舞い散る桜のように』について

『それは舞い散る桜のように』のストーリー

ストーリー

『幼いころ、親の都合で住み慣れた街から遠く離れた北の国へ移り住んだ主人公。
しかし数年後、彼は進学に際して生まれ故郷にある学園を選んだ。
ただ、なんとなく。その理由を聞かれたとき、彼はそう答えた。


満開の染井吉野が起伏に富んだ街並をいろどる街、桜坂。
幼いころの記憶はほとんど残っておらず、あらゆるものが真新しい景観。

その中でただひとつ、懐かしさを覚える場所があった。
二本の桜が寄りそうように並んだ小高い丘。
しかし、そのひどく漠然とした懐かしさの中に混じる不安、焦燥、畏怖……。


彼はその場になにか因縁めいたものを感じながらも、記憶の扉を開けることができなかった。
だた、なんとなく。
そうではなかった。主人公にはこの街に帰ってきた確固たる理由があった。

それが無意識のうちに彼を桜坂に呼びもどしたのだ。

その事実から目を背けるように、平凡な日常を過ごす主人公。

はたして彼は、自身の奥深くに埋められたその記憶を取り戻すことができるのか』

それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-より引用

登場キャラクター

星崎 希望

(ほしざき のぞみ)

桜坂学園の2年生。主人公とは今年度から同じクラスに編入された。
明るく優しく器量もよくて、全校男子から陰でプリンセスと呼ばれ崇められている人気者。
気さくな性格で、主人公とも軽口を叩きあえる仲。
本人は自覚していないが、主人公が他の女の子と仲良くしていると露骨に不機嫌になる。甘いものと日本茶が好物。
現在、甘味喫茶「なが沢」でアルバイト中。


雪村 小町

(ゆきむら こまち)

桜坂学園の新入生。主人公が桜坂市に移る以前、隣家に住んでいた幼馴染み。
子供の頃から慕っていた主人公を追って、桜坂学園へ入学し、さくら荘に入居した積極的な女の子。
しかし日頃から冗談を口走る性格が災いして、主人公に本気だとは思われていない。


八重樫 つばさ

(やえがし つばさ)

桜坂学園の2年生。
主人公とは入学以来二年連続の同クラスで、友達と呼べる関係。

学業にもスポーツにも秀でている。
賑やかで騒がしく大雑把な性格ながら、他人のボケには冷静に対応する。


里見 こだま

(さとみ こだま)

桜坂学園の3年生。主人公にからかわれて遊ばれてしまう隙だらけの先輩。
童顔と背の低さと押しの弱さによって、年上っぽい言動を見せようとしてもうまくいかない。
文芸部所属で、将来の夢は児童文学作家。


森 青葉

(もり あおば)

主人公の隣室に住むシゲさんの一人娘。
主人公より二つ年下。主人公を「おにいちゃん」と呼んで、ほのかな想いを寄せている。
控えめで恥ずかしがりや。
勉強や運動は苦手だが、家事全般はそつなくこなす。

『それは舞い散る桜のように』のゲーム性

本作は一般的なアドベンチャーゲームと同じく、選択肢を選んでいくことで物語が分岐し各キャラクターのエンディングを見ることができます。

攻略可能キャラクターは、

  • 星崎 希望
  • 雪村 小町
  • 八重樫 つばさ
  • 里見 こだま
  • 森 青葉

の5人で、全ルートを解放するととある登場キャラのエンディングを見ることができます。

本作は、選択肢が豊富で各キャラクターへの分岐にもいろいろな進み方で楽しめるので、正統派な恋愛ADVを求めている方にもおすすめです。

各キャラクターのルートに切り替わる前には、本作を印象付ける名曲『Days』とともにオープニングムービーが挿入されているので分かりやすくなっています。

良かった点

軽快でギャグ要素多めな日常パート

本作の特徴は、なんといってもギャグ要素が多めで、軽快なBGMが流れる日常パート

日常パートが6~7割を占める恋愛ADVにとってかなり重要で、無理なく読み進めることができます。

シナリオライターの 王雀孫 氏のテキストもあまりクセがなく、読み疲れしづらいのでそういうゲームを求める方にはおすすめの作品です。

一新されたキャラクターデザインやBGM、UI

キャラクターデザインやBGM、UIが原作の雰囲気をそのままに、最新のゲームシステム、デザインに合わせてリニューアルされています。

既読テキストと未読テキストの違いも一目でわかりやすく、攻略するうえでかなり快適。

新規の人にも原作をプレイした方のどちらも違和感なく楽しめるような内容になっています。

選択肢が豊富で自分なりの攻略が楽しめるアドベンチャー要素

選択肢が出現する回数が多めで、一本道シナリオも多い恋愛ADVの中で純粋なアドベンチャー要素を楽しめる作品になっています。

分かりづらい選択肢はなく、自分の好きなキャラクターを狙って攻略しやすいので初心者にも易しい内容になっています。

人によって評価の分かれる点

時代設定や時代背景が少し古いところがある

原作が2002年ということもあり、会話で飛び交うネタなどが少し古いところがあります。

ただ、最新のゲームにはない独特の雰囲気を放っている1つの要素でもあるので多くの方には気にならない要素だと思います。

ストーリーに謎を残した部分がある

原作と同じように、本作にもストーリーと設定に謎を残した部分があります。

ただ、その説明不足に感じる謎に包まれた部分は、公式に発表された続編『けれど輝く夜空のような』で明らかになる可能性アリ。

本作をプレイして楽しめた方はぜひ、続編もプレイしてみてください。

総評

20年以上前に発売された名作を現代向けにブラッシュアップしたリメイク作

ストーリーが本作だけでは未完の部分はありますが、続編『けれど輝く夜空のような』に回収される可能性が高いので、続編をプレイする予定の方には必須。

正統派の恋愛ADVが好きな方や日常パートが充実したゲームが好きな方に特におすすめの作品です。

※ブラウザ版(β)対応作品のため、スマホでもプレイ可能です。


パッケージ版

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