【PCゲーム】臭作 レビュー【ダウンロード/DL版】

発売日 1998年3月27日 
 ジャンル 盗撮AVG
メーカー エルフ 
対象年齢R-18

1998年にエルフから発売されたアドベンチャーゲーム『臭作』

伊頭家シリーズ

  • 臭作
  • 鬼作
  • 遺作

3部作の1作目で、OVAがリリースされるほどの人気作です。

今回はそんな『臭作』をプレイしてみて感じたことや良かった点、人によって評価の分かれる点について紹介していきます。

目次

『臭作』について

『臭作』のストーリー

鬼畜道の美学を極めろ!

○キ共め、みんなして俺の美学を踏みにじりやがって……
とある音楽学院の女子学生寮。

そこに偽の管理人として潜り込んだ、天下御免の鬼畜男〔臭作〕。

彼は自らの容姿も省みず、平凡な管理人を装いながら、
密かにある計画を思いつきで企てていた…
その計画とは、「たくさんの写真を撮って女の子を脅しちゃうぞ、作戦」。

あなたはこのイヤな野郎〔臭作〕を操り、ゲームをいやいや進めていくことになります。
妄想と現実が交差する〇辱の宴に、あなたは一体何を見るのでしょうか…。
「キング・オブ・外道」の誇りをかけた、壮大かつ緻密な極悪計画が今、始まる!

臭作より引用

『臭作』のゲーム性

プレイヤーは土曜日のPM5時から月曜日のAM5時までの間の36時間を、1時間に4回(15分刻み)で行動を選択していく「O・Y・G・S」(おやぢ四段積みシステム)という独自のゲームシステムを採用。

デジタルカメラ(60分)とビデオカメラ(120分/複数使用不可)を駆使して、女生徒の弱みとなるような写真や映像を撮影、それをネタに脅迫していきます。

ただ用意した弱みとなる写真が不十分だとゲームオーバーになり、土曜の午後5時に時間がリセットされます。

時間帯によっては女子寮の管理人としての朝食・夕食づくりや風呂焚きの行動が出現し、その行動回数や行動するかどうかによって発生するイベントも変わってきます。

朝食・夕食づくりでは、選択したキャラクターの食事に媚薬を混ぜることができ、それに応じたイベントが発生しやすくなるので誰を選択するか重要になってきます。

良かった点

脅迫用のネタ写真を撮影して集めていく背徳感

本作の面白さはなんといってもカメラを仕掛けて弱みを握る写真を撮影していく背徳感

仕掛ければ確実にゲットできるわけではなく、選択した部屋やエリアに人がいるとカメラの設置・回収ができないため行動を無駄にしてしまうハラハラ感もあります。

ターン(1時間)終了時に撮れた写真・映像の収穫を確認するシーンは毎回期待しながら楽しめます。

繰り返しプレイするほど効率化していく絶妙な難易度

初見プレイでコンプリートクリアするのは絶対不可能。

ただ、繰り返しプレイしていくことで、行動パターンや発生イベント、媚薬の振り分け方などが徐々に分かってくるので周回プレイの良さが輝くゲームでした。

1周も1~2時間で終わるほど気軽に楽しめるので、攻略に頼らず自力でコンプリートを目指すのがおすすめです。

属性や雰囲気がバラバラで個性的な8人の女性キャラクター

登場する女性キャラクターも眼鏡をかけた真面目系や大人びた姉系キャラ、ギャル、ピアノ教師など個性的で、自分の好みの順番で攻略できます、

設定も細かく、キャラ同士が三角関係であったり、親密な中であったりと複雑に関係していて、攻略するうえで重要な要素になってきます。

人によって評価の分かれる点

凌辱シーンあり

鬼畜道を極める粗暴な伊頭臭作が主人公のため、どうしても凌辱シーンが登場します。

純愛系の作品や和やかな雰囲気の作品を求めている方には、あまり向かないかもしれません。

システムやイラストが古め

20年以上前に発売されたゲームのため、イラストCGやゲームシステムが古めで、画面サイズが4:3表示など古さを感じるような移植になっています。

昔のゲームシステムに抵抗のない方にはおすすめですが、最新のゲームシステムであって欲しい方にはプレイしづらさを感じるかもしれません。

総評

弱みを握るため隠し撮りに奮闘する唯一無二のAVG

やればやるほど没頭してしまうような独自のゲーム性と背徳感が魅力の昔ながらのゲーム作品です。

ゲーム性の高いアドベンチャーゲームが好きな方や、アウトローな作風のゲームが好きな方に特におすすめのゲームなので、興味のある方はぜひプレイしてみてください。

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