【PCゲーム】瀬戸口廉也がシナリオを手掛けたおすすめの名作エロゲ 4作品を一挙紹介

これまでに数々の名作エロゲのシナリオを担当してきた人気シナリオライター「瀬戸口廉也」

アダルトゲーム『CARNIVAL』でシナリオライターとしてデビューをしてから、リアルな心理描写や人間模様、後味の残るエンディングなどの独自の作風がプレイヤーから高い評価を受けています。

「唐辺葉介」名義で過去に小説家としても活動していて、現在では

などの一般向けのノベルゲームでも精力的に活動中です。

今回はそんな瀬戸口廉也氏がこれまでにシナリオを手掛けたアダルトゲーム4作品をリリース順に紹介していきます。

CARNIVAL

2004年5月14にS.M.Lから発売されたサイコ陵辱ノベルADVで、瀬戸口廉也氏のデビュー作

  • 第一部「CARNIVAL」編
  • 第二部「MONTE-CRISTO」編
  • 第三部「TRAUMEREI」編

の3章構成のシナリオで、それぞれが別々のキャラクターを視点にしたストーリーが展開されていきます。

主人公・木村 学の大胆な行動や狂気的な描写が魅力の作品で、暴力的でアウトローなシーンも多くハードで刺激強めの内容。

クラスメイトや幼馴染などの主人公と同じ年代のヒロインたちや、婦人警官などの大人な女性キャラも登場。

作中には、『モンテ・クリスト伯』『金色夜叉』などの文学作品からのオマージュも取り入れられているので文学好きの人にも共感できるテキストを楽しめます。

主人公の異常性が光る、短編で内容の濃いシナリオになっているので、衝動的な慌ただしいハードな作風が好きな人に特におすすめ。

SWAN SONG

2005年7月29日にLe.Chocolat meets FlyingShineから発売されたビジュアルノベル。

大災害によって外部から隔絶された異常事態下での人々の心理や行動をリアルに描いたストーリーが魅力の作品。

臨場感のあるテキストや演出、UIで『SWAN SONG』の世界への没入感が高く、シナリオに集中やすい快適なシステム面になっています。

特定のキャラクター視点のストーリーではなく、それぞれの登場キャラクターからの視点を織り交ぜながら進行していく群像劇モノの要素が取り入れられています。

本作も短編シナリオながらプレイヤーに読ませるようなシナリオ前半と後半で大きく状況が変化していくハラハラとするクオリティの高い内容なので、サクッとまとまった名作を楽しみたい人におすすめ。

DL版

SWANSONG

3,080円


この記事で紹介しています↓

キラ☆キラ

2007年11月22日にOVERDRIVEから発売された青春恋愛ロックンロールノベル。

本作は「バンド」「パンク・ロック」を題材にした作品。

ミッション系の学校・欧美学園を舞台に、そこで活動するガールズバンド「第二文芸部バンド」(略称:d2b)の音楽との向き合っていく姿や旅を通じたキャラクターたちの成長を描いたストーリー。

タイトルのように青春もののキラキラした爽やかさがありますが、それだけでは終わらない鬱展開、仲間とのトラブルや軋轢などが凄まじいシナリオ終盤がプレイヤーの心を抉ってきます。

これまでの瀬戸口廉也シナリオにはなかった爽やかさと、これまで通りの陰鬱さや辛い現実を描いたシナリオを同時に味わえる作品になっています。

実在するライブハウスや楽器・機材が登場し、音楽好き、特にバンドもの好きには共感できる部分も多いので特におすすめ。

ハッピーエンドとバッドエンドのどちらにも括れない瀬戸口廉也シナリオならではのビターエンドが特に輝く作品です。

DL版

MUSICUS!

2019年12月20日にOVERDRIVEから発売されたロックンロールADVで、OVERDRIVEの最終作。

『キラ☆キラ』の続編ではなく後継作として瀬戸口廉也が話を持ちかけた経緯から実現した作品で、開発費用がクラウドファンディングで調達されたことでも有名。

インディーズゲーム開発では異例の1億円を超える資金調達を達成し、ファンの念願叶ってリリースされた集大成な作品になっています。

本作は、『キラ☆キラ』よりも音楽との向き合い方について描かれていて、音楽に人生を賭けたキャラクター達の方向性や商業的な問題の葛藤や苦悩をリアルに描いています。

「創作」とは何かという、その意味や価値についてキャラクター同士の関係を通して、理解しあいながら表現していく成長過程が面白く、感動的なシナリオ。

『キラ☆キラ』とは似ているようで違ったアプローチのストーリーになっているので、どちらも違った感覚で楽しめます。

DL版

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