ゲームのやりこみ要素やその達成度に応じて獲得できるPlayStationのトロフィーシステム。
そのトロフィーシステムのなかでもゲーム中のトロフィーを全取得することで獲得できる最上位のトロフィー【プラチナトロフィー】。
基本的にプラチナトロフィーの獲得は難しく、取得まで長時間かかるものや通常プレイでは取得できないもの、周回が前提のものが多い。
今回は忍耐力のない私でもプラチナトロフィーを取得できたゲームタイトル10本紹介の第2弾です。
※プラチナトロフィーを取得できたものの多くは、取得が簡単なものや取得まで楽しみながらプレイできたものになります。なかには人によっては難しく感じるものがありますので、ご参考までにご覧ください。
Vol.1
Subnautica
難易度・・・ (ゲーム終盤エラー落ち多め)
Unknown Worlds Entertainmentが開発したオープンワールドサバイバルゲームで、主に海中を舞台としたゲームです。
自由度が高く、取り逃し要素もないため楽しみながらトロコンすることができました。
トロフィー総数も18個と比較的少なく、そのほとんどがゴールドとシルバーのトロフィーなのでトロフィーレベルを上げたいという方にもおすすめです。
ただ、ゲーム終盤になるにつれてエラー落ちやバグが発生しやすくなるので、そこがストレスに感じるかもしれません。
こまめなセーブやエラー落ちしないよう動作が重いシーンでは慎重に動くことが必要になります。
プラチナトロフィーはゲームクリアと同時に取得できました。
オープンワールドのゲームや海を舞台にした作品が好きな方にピッタリの作品です。
テイルズオブアライズ
難易度・・・
バンダイナムコエンターテインメントから発売されたRPGで、令和初の『テイルズ』シリーズ作品です。
テイルズシリーズの良さであるパーティメンバーとの会話や深い絆を感じられるような王道ストーリーが面白く、RPGとしても最高のゲームでした。
トロフィーに関しては、プラチナトロフィーの取得率が10%を超えるほど高く、通常プレイで取得できるものが多い印象です。
難易度縛りのトロフィーや取り逃し要素もないため、安心してプレイができます。
プラチナトロフィーはストーリークリア後に受注できるサブクエスト「追憶機械」のクリアと同時に獲得できました。
ゲームとしての完成度が高く、楽しみながらトロコンできるのでおすすめです。
PS4版
PS5版
UNDERTALE
難易度・・・
Toby Fox氏が開発したRPG作品で、インディーズゲームながら100万本以上の売り上げを記録した傑作です。
レトロゲーム風な2Dグラフィックやプレイヤーの行動によってエンディングが分岐するゲーム性、独自の世界観が面白い作品でした。
ルートによっては背筋の凍るようなシーン(ホラーではない)や胸がスカッとするようなシーンがあり、どのルートも内容が濃く楽しめます。
トロフィーに関してはとても簡単で、最短を目指す場合エンディングに行きつくまでにトロコンすることが可能です。
そのためルートを全通り見る必要はなく、周回プレイが好きでない方でも1周で達成できます。
トロフィーの大半は、追加のサブ要素「イヌじんじゃ」関連のもので、集めたゴールドをお賽銭として投げ込むだけで取得できます。
ただ、「イヌじんじゃ」にたどり着くためには、パピルスという骸骨型のキャラクターを倒してしまうと進行できなくなってしまうのでそこは要注意です。
プラチナトロフィーは「イヌじんじゃ」に350Gを入れたところで取得できました。
トロコンが容易ながらゴールドやシルバーのトロフィーが多いので、トロフィーレベルを上げたい方にもおすすめできる作品です。
Déraciné (PSVR専用)
難易度・・・
SIEジャパンスタジオとフロム・ソフトウェアが共同開発したVRアドベンチャーゲームで、他機種で発売されていない独占タイトル。
VRのゲーム性と音響をうまく活かした作品で、寄宿学校を舞台にした儚くて静かなストーリーがとても魅力的なゲームです。
キャラクターが目の前にいるときのリアル感と心地よい環境音によるゲームへの没入感が最高でした。
主人公は「妖精」となって学校で起こるイベントを手助け、解決していくことでストーリーが進行していきます。
ストーリー中のイベントには時間制限やゲームオーバーはなく、自分のペースで進行可能です。
トロフィーに関しては、ストーリーをクリアするだけでトロコンすることができます。
これまでプレイしたゲームの中でも複雑な要素が全くなく簡単に達成できました。
そのうえアドベンチャーゲームとしても最高に面白く、イチオシです。
プレイするには、PlayStationVRとPlayStation Moveモーションコントローラー×2 が必要となるため、ハードルが高いのが難点ですが、発売から結構経っていることもあり以前より安く、2万円ほどで購入することが可能です。
またPSVRには、Vol.1の記事で紹介した『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』などの面白い作品が数多くあるのでおすすめです。
『Déraciné』は美しく感動できるゲームなので、興味のある方は是非プレイしてみてください。
PSVR+PlayStation Moveモーションコントローラー+ソフト4本 同梱版
ノスタルジックトレイン
難易度・・・
畳部屋氏が開発したアドベンチャー/ウォーキングシミュレーター作品で、第22回文化庁メディア芸術審査委員会推薦作品にも選ばれたインディーズゲームです。
ノスタルジックで美しい田園風景のなかを歩き回りながら、特定のポイントで進行できる全7章のストーリーを味わっていくゲームになっています。
ゲーム内には、姿のはっきりと見えるキャラクターなどは登場せず、無人駅ならぬ無人村を体験することができます。
また、各章のストーリーは重たく悲しげな内容のものが多く、それが田舎ののどかな風景と合わさってより感傷的な気分に浸れる作品です。
トロフィーに関しては、ストーリーを進めることで取得できるトロフィーとマップに散らばっている全24つの「夏霧メモ」を読むことで取得できるトロフィーの2種類があります。
夏霧メモ関連のトロフィーは自力でメモを探すとなるとそこそこ大変ですが、行き詰まったときには攻略動画や情報などで対処可能です。
プラチナトロフィーは電車内にあった「夏霧メモ その4」を読んだところで取得できました。
ストーリークリアまでの時間は短めながら内容の濃い、村でのひとときを堪能できる作品なので、ノベルゲームが好きな方や美しい風景や世界観が好きな方に特におすすめです。
moon
難易度・・・
ラブデリックが開発したリミックスRPGアドベンチャーゲームで、PS1ソフトの移植版です。
本作のテーマである「アンチRPG」の通り、王道RPGに対する皮肉や反抗心が感じられる作風で、ラストのオチが衝撃的でこのゲームの全てが表現されています。
可愛らしい絵柄と平和な世界観で癒されたり、サプライズや小ネタが満載で笑えたりと、20年以上経った今でも楽しめるようなゲームです。
トロフィーに関しては、すべてが簡単とは言い切れませんがプラチナトロフィー取得率が10%を超えているので、かなり簡単な部類といえます。
その中で、ゲーム内に登場するミニゲーム「ジンギスカン」をクリアするというトロフィーは、ちょっとしたアクション要素を求められるので人によっては大変かもしれません。
プラチナトロフィーはストーリークリアと同時に取得できました。(ネタばれになる部分があったのでトリミングしています)
昔のゲームながら自由度が高く、ゆる~いゲームなのでほのぼのとしたひとクセあるRPGを味わいたい方におすすめです。
慟哭そして…
難易度・・・ (攻略ありの場合)
データイーストが開発したアドベンチャーゲームで、セガサターンで発売されたもののリマスター版になります。
脱出ゲームやサスペンス、ミステリー、恋愛アドベンチャーがうまく絡み合った、独自色が強く面白いゲームです。
乗車中のバスのトラブルによって廃屋に逃げ込むことになった乗客たちをメンバーに、その廃屋で起こる事件や危機から逃げながら脱出を目指すというストーリーとなっています。
廃屋の逃げられない恐怖や閉塞感を体感でき、キャラクターたちにとても感情移入しやすいです。
また恋愛アドベンチャー要素もあるため、女性キャラには各ルートがあり、廃屋で起こるイベントでの行動や会話の選択肢によってエンディングが変わります。
ある一人のキャラクターのエンディングでは、事件の真相や犯人が判明するためクリアしたときの爽快感も感じられます。
トロフィーに関しては、攻略情報を見ることで簡単にトロコンができます。
逆に攻略情報なしの場合だと、フラグ立てがとても難しいゲームなので相当な時間がかかってしまいます。
おすすめのやり方としては、1周目は攻略情報なしでプレイし、2周目から攻略情報見て各ルートを攻略していくことがゲームを楽しみながらトロコンを目指せます。
プラチナトロフィーは登場キャラの「華苗」ルートのクリアと同時に取得できました。
アドベンチャーゲームとしてクオリティが高く、いまのゲームにはあまりないような面白さがあるのでおすすめです。
初音ミク Project DIVA Future Tone DX
難易度・・・
セガから発売されたリズムアクションゲームで、アーケードゲームの家庭用移植版です。
音声合成ソフト、ボーカロイドの顔ともいえる人気キャラクター「初音ミク」をメインとしたゲームで、様々なボカロ曲をリズムゲームとして楽しむことができます。
楽曲は「鏡音リン・レン」や「巡音ルカ」などの初音ミク以外のキャラクターもいるため、選択の幅も広いです。
指定された矢印やアクションマークにしたがってタイミングよく方向キーを押す分かりやすいゲーム性なので、初めてプレイする方も抵抗なく楽しめます。
トロフィーに関してはかなり簡単で、リズムゲームが苦手な方でも取得できるようなものになっています。
達成時間も最短を狙ったら1~2時間で完了するほど簡単です。
トロコンを目指す方はもちろんのこと、純粋にリズムゲームを楽しみたい方やボカロが好きな方にもおすすめのゲームです。
サルゲッチュ
難易度・・・
ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたアクションゲームで、PlayStation Plusのリニューアルに伴って新たにクラシックカタログに登場したPS1からの移植版です。 (ダウンロード購入も可)
各地に散らばった「ピポサル」という特殊なヘルメットを被ったサルを捕獲するというゲームで、単純ながらクセになる人気の高いゲームです。
捕獲するための道具「ガチャメカ」にもバリエーションがあり、それらを駆使していくことで全員を捕獲することができます。
トロフィーに関しては比較的簡単ですが、アクション要素があるため人によって難易度が大きく変わります。
トロフィーの種類には、サルの捕獲や収集要素のスペクターコイン、ガチャメカの解放、ミニゲームのプレイがあります。
ほとんどがゴールドトロフィーのため、トロフィーレベルを上げたい方にはピッタリの内容となっています。
プラチナトロフィーはゲームのクリアと同時に取得できました。
昔のゲームだからこそ感じられる面白さが詰まったゲームなので、是非プレイしてみてください。
I.Q インテリジェントキューブ
難易度・・・ (巻き戻しやポーズ機能使用の場合)
ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたパズルゲームで、『サルゲッチュ』同様クラシックカタログに新たに登場したPS1からの移植版です。(ダウンロード購入も可)
プレイヤーは前から迫ってくるキューブの群れを除去していき、つぶされないようにしながらラウンドをクリアしていくというゲームになります。
キューブの除去は、まずマス目上にマーキングをすることから始まり、その後それを解除することでマーキングしたマス目の上にあるキューブを消すことができます。
キューブの色には、メタリックな銀色(ノーマル)と緑色(アドバンテージ)、黒色(フォービドゥン)の3色があり、緑色は複数のキューブを除去でき、黒色はフィールドの範囲を減らしゲームオーバーに近づいてしまいます。
トロフィーに関しては、通常プレイでのトロコンは難しいですが、追加要素の巻き戻しやポーズを使用することで簡単に取得することができます。
間違えたとしてもやり直せるので簡単にクリア可能ですが、緊張感はなくなります。
最短を目指すと1時間もかからず、ゴールドトロフィーが10個と多いのでトロフィーレベルを上げたい方におすすめです。
パズルゲームとしても有名で人気のある作品なので、ぜひ興味のある方はプレイしてみてください。
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